就任のご挨拶
日本調停協会連合会
理事長 青木 武男
6月9日財団法人日本調停協会連合会の理事長に就任致しました。全国の調停委員によって設立され,歴代の理事長を中心とする執行部が,全国の調停委員と各調停協会に支えられて57年間にわたり調停制度の改善発達に尽くし大きな成果を上げてきた日調連です。この日調連を調停委員の皆様と各調停協会に支えられ更に発展させなければならない立場になって,責任の重さを痛感しております。日調連の発展に強い意欲を持たれ,優れた能力と識見を有される副理事長並びに理事各位と共に,全力を尽くしてこの職責を果たす所存であります。
日調連は,財団法人という,法律上は,社団法人のような社員(構成員)のいない法人でありますが,その実態は,全国の調停委員が,所属する地方裁判所・家庭裁判所の調停協会を通じて結集して創った「調停制度の改善発達を期することを目的とする」調停協会の連合会です。縮めていえば,日調連は,裁判所に所属する調停委員が団結して,裁判所の行う調停制度をより良くし,発展させるために創った調停委員の団体です。
ADR基本法の下で,各種ADR団体が設立され,競合し,切磋琢磨している調停制度のおかれた環境の下で,日調連が,調停委員の皆様と各調停協会のご支援とご協力の下に,裁判所の行う調停制度をより良くし,発展させていくことを期します。
87年の歴史を有する裁判所の行う調停制度は,身近な紛争解決手段として定着し,国民に信頼されています。
日調連と調停委員並びに各調停協会が,調停制度の改善発達に寄与できる方法は,大局的には,調停制度そのものの改善発達のための提言をし,その実現を図ること,身近には,調停委員自身の調停能力とスキルをアップして,裁判所の行う調停を向上発展させること,そして調停制度の普及のための広報活動をし,これを利用される国民に調停制度に信頼を寄せていただくようにすることです。
日調連は,調停制度の改善発展について提言し,現在の調停制度の構築に寄与した実績があります。そして,日調連と各調停協会は,熱心に調停委員の研修を行い,調停の向上について成果を上げてきました。引き続き推進しなければならないと考えます。
日調連は,民法に基づいて設立された財団法人ですが,公益法人改革3法が施行され,現在,民法特例財団法人という法的地位にあります。この日調連は公益認定を受けて,公益財団法人とならなければならないと考えます。日調連の目的は公益目的であり,その行っている事業は,公益にかなうものであります。調停委員の皆様は,裁判所の行う調停をより良いものとするために日夜尽力されています。調停制度の改善発達を目的とする調停委員の団体であって,優れた成果を上げてきた日調連は,税法上のメリットはさておいても,公益財団法人となることが相応しい財団法人ですから。
日調連は,全国の調停委員と調停協会の支えを受けることが必要不可欠であり,その支えがなければ何ら活動ができません。ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
ごあいさつ
公益財団法人日本調停協会連合会
(旧・財団法人日本調停協会連合会)
理事長 青木 武男
役 員 一 同
日頃,日本調停協会連合会に対し,格別のご支援ご鞭撻を賜り誠に有り難く厚く御礼申し上げます。
当連合会は,明年に新しい歴史の1ページを開く創立60周年を控え,公益財団法人への移行を目指して,「調停制度の健全な運営を確保し その改善発展に寄与すること」を目的に掲げ,公益認定を申請しておりましたところ,本年3月25日に晴れて内閣総理大臣から公益財団法人の認定を受けて,4月1日をもって公益財団法人日本調停協会連合会として名称変更による設立登記を行い,ここに新たな船出をすることができました。
当連合会は,これを機に,今後とも調停制度の健全な運営を確保し,その改善発展に寄与することを目指して,精力的に事業を展開し,なお一層の調停制度の着実な発展を推し進め,さらなる公益の増進に寄与してまいります。
顧みれば,当連合会は,昭和27年4月8日に全国の裁判所に属する民事・家事の調停委員らによって,志も高く「各調停協会間の連絡を緊密にし,調停制度の研究 改善・建議・宣伝及び運営に付協力すること」を目的に設立され,さらに昭和30年6月9日には「調停制度および調停法規の調査・研究ならびにその普及宣伝広報活動をし,もって調停制度の改善発達を期すること」を標榜して,財団法人に改組し,爾来,調停制度及び調停法規の調査研究並びにその普及宣伝広報活動に邁進し,調停制度の改善発展につき提言する等の活動をたゆみなく続け,調停制度の改善発展と広報の充実強化に大きく貢献してまいりました。
これもひとえに皆々様のご支援ご指導の賜であり,これまで賜りましたご高恩に深甚なる感謝を申し上げる次第です。
つきましては,公益財団法人となった当連合会に対しまして,今後とも幾久しくご懇情ご支援を賜りますよう衷心からお願い申し上げ,当連合会が公益財団法人となりましたことをご報告かたがたごあいさつを申し上げます。